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2022年6月30日

消化器内視鏡に関する論文の掲載について

消化器内視鏡学会の英文誌に筆頭著者として業績が追加されました.

消化器内視鏡 (いわゆる,胃カメラや大腸カメラ等を用いる領域) は,日本が世界に誇る診断治療の重要な領域であり,世界の医療水準に大きな影響を与えています.この分野の権威ある学会の英文誌では、医学界に重要な貢献をする論文が定期的に出版されています.


今回,九州医療センター消化器科時代の診療に関する論文を纏めることができました.

論文の内容:様々ながんを原因とする大腸の閉塞の中で,腹膜への転移の合併,というステント留置処置が最も難しい医学的状況があります.患者さんへの治療選択肢が限られていました.今回,その問題を解決する新規の治療法 (手術法) を開発したことが認められ論文を掲載することができました.


当院では,消化器内科 (胃腸科, 内視鏡内科) の領域で,経験のある専門医として高いレベルの診断,治療を提供していきたいと思います.そのために必要な施設の改修や,設備の導入を今後進めてまいります.


Iboshi Y, Sumida Y, Ihara E, Fujii H, Harada N, Nakamuta M, Ogawa Y. Over-the-catheter endoscope replacement for stenting in patients with inaccessible malignant colonic obstruction with coexisting peritoneal carcinomatosis. Dig Endosc. 2022 Nov;34(7):1481-1490. doi: 10.1111/den.14385. Epub 2022 Aug 9. PMID: 35735272; PMCID: PMC9804792.

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