久留米の胃カメラ(胃内視鏡)|鎮静・経鼻対応|井星医院
胃カメラ(胃内視鏡検査)
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医が担当します。極細径5.4mmの経鼻内視鏡や、眠って受けられる鎮静にも対応しています。苦痛への配慮だけでなく、観察の質も重視して胃カメラを行っています。受診の目安、検査の流れ、費用も本ページでご確認いただけます。
あなたは胃カメラが必要ですか?(判断の目安)
胃カメラは「胃が痛い人だけが受ける検査」ではありません。
胃がん・食道がんは 初期にはほとんど症状がなく、症状が出てからでは遅れることもあります。
次の いずれかに当てはまる方 は、症状が軽くても胃カメラをご検討ください。
① 年齢・検査の間隔(目安)
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40歳以上で一度も検査歴がない
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50歳以上で前回から5年以上あく
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ピロリ菌を過去に除菌した
② 健診で指摘された(優先度:高)
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バリウム検査で「要精密検査」
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胃がんリスク(ABC検診)の異常
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原因不明の貧血
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ピロリ菌が治療できていない
③ 生活習慣・体質
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喫煙歴がある
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飲酒習慣がある
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お酒で顔が赤くなる体質
④ 症状が続いている
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胸やけ/酸いものが上がる
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腹痛、胃もたれ、吐き気
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のど違和感、飲み込みにくさ
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食欲低下、体重減少
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黒い便(タール便)
詳しくは、下のセクション「こんな方は胃カメラ(胃内視鏡)検査をうけましょう」をみる.
胃カメラ は「上部消化管」の内視鏡検査です
胃カメラは、「上部消化管内視鏡検査」といい、先端にカメラがついたファイバースコープを用いて、食道・胃・十二指腸を直接観察する内視鏡検査です。胃がんや胃潰瘍、逆流性食道炎などの病気を正確に診断します。 最大のメリットは、食道がんや胃がんの「早期発見」ができることです。それにより、お腹を切ることなく内視鏡での切除(治療)が可能になったり、手術などの治療による根治度(生存率)も有利になります。また胃カメラ検査ではバリウム検査や他の画像検査と異なり、疑わしい部分の組織を採取しより詳しい病理検査を行う(精密検査)まで終えることもできる精密検査です。
鎮静胃カメラと経鼻胃カメラ、どちらが向いていますか?
当院では、眠って受ける鎮静下の胃カメラと、鼻から行う経鼻胃カメラ(経鼻内視鏡)のいずれにも対応しています。
どちらがよいかは一律ではなく、できるだけ楽に受けたいか、当日の運転や仕事への影響を少なくしたいか、鼻の通りや体質、必要に応じた観察や生検のしやすさなどで向き不向きが変わります。
「できるだけ楽に受けたい」「以前つらかった」という方では、鎮静胃カメラが有力です
鎮静胃カメラは、眠くなるお薬を使って行う方法です。
胃カメラそのものへの不安が強い方、以前の検査がとてもつらかった方、嘔吐反射が強い方では、まず有力な選択肢になります。
また、必要に応じてより詳細な観察(NBI拡大観察)や生検を行いやすい点でも、経口での胃カメラには利点があります。
一方で、検査後は薬剤の影響が残る恐れがあり、自動車・バイクなどの運転ができません。 来院方法や、その後の予定には注意が必要です。
「運転したい」「仕事の予定がある」という方では、経鼻胃カメラが向いていることがあります
[o] 経鼻胃カメラは、細いスコープを鼻から挿入して行う方法です。
一般に、口からの非鎮静胃カメラより嘔吐反射が起こりにくいため、起きたまま受ける方法の中では受けやすいと感じる方が多くみられます。
鎮静を使わなければ、検査後の回復時間が短く、その日の運転や仕事への影響を少なくしやすいのも大きな利点です。
ただし、鼻炎が強い方、鼻の通りが狭い方、過去に経鼻で痛みが強かった方では、経鼻が向かないことがあります。
迷ったときは、「楽さを最優先するか」「当日の生活を優先するか」で考えると整理しやすくなります
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とにかく不安が強く、できるだけ楽に受けたい
→ 鎮静胃カメラが向いています。 -
最も精密な検査が必要
→ 鎮静胃カメラが向いています。 -
車で来院し検査後の予定を優先したい
→ [o]経鼻胃カメラが候補になります。 -
以前つらかった、嘔吐反射が強い
→ 鎮静胃カメラ、または [o] 経鼻胃カメラを検討しやすくなります。 -
鎮静は避けたいが、口からの検査は苦手
→ [o] 経鼻胃カメラが向いていることがあります。
どちらが合っているか迷う場合は、不安の強さ、運転の有無、過去の検査経験、鼻の通り、持病などを踏まえてご相談ください。
当院では、受けやすさだけでなく、観察の質にも配慮しながら、その方に合った方法をご提案しています。
当院の胃内視鏡検査(胃カメラ)の特徴

01
- 診断精度を支える「診る力」。専門医・指導医による精密な内視鏡検査 。
内視鏡検査では、目立つ病変を探すだけでなく、視野に入る所見の意味をその場で見極め、次にとるべき対応を判断しながら診断につなげることが重要です。当院では以下の豊富な経験と知見を活かし、質の高い胃カメラ検査を提供します。
2万例超の検査・治療実績: 豊富な実務経験と、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)などの高難易度治療の手技。
ハイボリュームセンターでの研鑽:総計約15万件の症例が集積・共有される環境で、定型的な検診に留まらない難解な症例への対応力を習得。
臨床知見の還元: 学会や論文など第三者の場での検証を重ね、教科書通りにはいかない日々の診療・診断の精度を常に高めています。

02
- 体の負担を最小限に。ハイビジョン画質に匹敵する「5.4mmの極細胃カメラ」
「胃カメラは苦しい」というイメージをお持ちではありませんか?当院では、鉛筆よりもずっと細い、先端部わずか5.4mmの極細径内視鏡(オリンパス社製上位機種 GIF-1200N)を導入しています。極細でありながら、ハイビジョンに匹敵する高画質での精密な観察が可能です。
鼻から(経鼻)と口から(経口)のどちらでも検査が可能ですが、特に鼻からの胃カメラは、スコープが舌の根元に触れないため「オエッ」という不快な反射(嘔吐反射)が起こりにくいのが特徴です。鎮静剤(眠くなるお薬)を使わずに、できるだけ楽に検査を受けたい方に大変おすすめです。

03
- 眠ったまま検査・移動が可能。プライバシーに配慮した安静室(回復室)を完備
「どうしても検査が怖い・苦しいのが苦手」という方には、鎮静剤(静脈麻酔)を用いた「眠ったまま受けられる胃カメラ検査」をご用意しています。検査中は専用モニターで全身状態を安全に管理。検査が終わった後は、電動ストレッチャーに寝たままの状態でプライバシーの保たれた安静室へ移動し、ゆっくりお目覚めいただけます。 (※鎮静剤の使用はご希望の方のみです。極細スコープを用いるため、鎮静剤なしでも楽に受けられる方も多くいらっしゃいます。)

04
- 最新内視鏡システム「EVIS X1」導入による高精度・迅速な診断
医師の診断技術を支えるのは優れた機器です。
最新技術の搭載: オリンパス社のフラッグシップモデル「EVIS X1」を導入。
微小病変の発見:TXI(構造・色調の最適化)やNBI(粘膜表層の毛細血管等の強調表示)といった最先端の画像強調技術を駆使することで、検査時間の短縮(低侵襲化)と微小病変の拾い上げ(高精度化)を高い次元で両立させています。

05
- 大病院レベルの精密検査を当院で。早期がん発見に有用な「NBI拡大内視鏡」
大病院基準の精密検査: がんの早期発見・診断に不可欠な、高機能のNBI拡大内視鏡を配備しています。
幅広い対応力: スクリーニングに最適な「極細径内視鏡」と、精密診断用の「拡大内視鏡」を揃え、あらゆる症例に最適で質の高い検査を提供します。

「久留米市で苦痛の少ない胃カメラ検査をお探しの方へ」
ピロリ菌除菌後も胃カメラは必要です。
ピロリ菌の除菌によりリスクが下がりますが、ゼロになるわけではありません。長い間胃炎が続いて、萎縮性胃炎や腸上皮化生という変化が進んでいる場合は、特に要注意です。
除菌後のリスクは一律ではありません:除菌後の胃カメラ間隔の目安

胃カメラ間隔(除菌後)の目安
また除菌後の数年間は、除菌する頃に見つけにくかった病気が見つかることもあるため、できれば毎年の内視鏡が望ましい、という考えもあります。
日本ヘリコバクター学会の2024公開資料でも、サーベイランスが不要となる症例群は特定できないため長期サーベイランスを推奨し、リスク因子を評価してサーベイランス間隔を個別に設定することが重要としています。
🟢 萎縮がほとんどない方:3から5年 に1回程度
🟡軽度から中等度の萎縮がある方:2年 に1回程度
🔴強い萎縮や腸上皮化生がある方など:1年 に1回
「眠っている間に終わる」は当たり前。だからこそ「検査の質」で選んでくださ い
胃カメラ検査において、のどの麻酔や鎮静剤(静脈麻酔)を用いることで、苦痛を全く感じずに「ラクだった」「眠っている間に終わった」と実感していただくことは十分に可能です。 しかし、患者様ご自身からは見えにくい「検査の質(診断の正確さ)」こそが、実は最も重要であることをご存知でしょうか。
質の高い胃カメラ検査とは
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見逃さない: ごく小さな早期胃がんなどの重大な病変を確実に見つけ出します。
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無駄な検査をしない: 医師の「診る力」が高ければ、見ただけで正確に判断できるため、むやみに組織を採取(生検)したり、不要な再検査を行ったりする必要がなくなります。
もし、検査の質に問題があったら…
いくら検査がラクでも、病変を見落としてしまっては意味がありません。また、医師の経験不足から「念のため」と無駄な組織検査(生検)が過剰に行われると、患者様には余計な費用や時間、そして「結果が出るまでの不安」という負担がかかってしまいます。
当院の「質」へのこだわり
ラクなだけでなく、質の高い検査をお約束するために、当院では以下の点を徹底しています。
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消化器内視鏡専門医による、圧倒的な経験値に基づく正確な診断
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微細な病変も捉える最新の内視鏡機器と万全の検査体制
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患者様への丁寧なご説明と、不安を残さない情報共有
胃カメラで分かる病気について
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咽頭(いんとう)がん
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喉頭(こうとう)がん
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舌がん
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喉頭マヒ
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胃がん
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胃ポリープ(良性)
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胃潰瘍
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ヘリコバクターピロリ胃炎
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慢性・急性胃炎
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アニサキス(さば虫)
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胃静脈瘤
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胃蜂窩織炎
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胃腺腫(前がん病変)
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リンパ腫・粘膜下腫瘍
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A型胃炎
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胃憩室
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十二指腸潰瘍
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十二指腸ポリープ
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十二指腸憩室
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十二指腸炎
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アレルギー性紫斑病
胃がん
胃がんは今日でも がんの罹患数,死亡原因の上位です.胃の粘膜の ほんのわずかな変化から始まりますが,精密な検査では早期で診断できます.検査中,胃がんの疑いの場合には組織を採取し(生検)ます.胃がんの発生はそのほとんどが,ピロリ菌と関連しています.胃カメラ検査でピロリ菌がいるかどうか確認出来ます.
胃がんに要注意の場合
初期の胃がんは無症状ですが,早い時期での診断,治療を受けるため,定期検診(胃がん検診)が重要です.ピロリ菌有無で,胃がんのリスクは大きく異なります.特にピロリ菌の感染状態が不明な方,以前 感染があった方,胃がんリスク検診で異常を指摘された場合は,胃カメラが強く勧められます.お年を召されることも,この疾患の大きなリスクであります.
他に,お腹の症状や,貧血がある場合も検査が必要です.
その他の胃の病気
胃カメラ検査では,胃潰瘍や胃炎を正しく診断できます.それにより,お腹の痛みやはり,吐き気,貧血の原因を調べることができます.稀には悪性リンパ腫や,粘膜下腫瘍の一種であるGIST(ヂスト),カルチノイド(神経内分泌腫瘍とも言います)などという,胃がんとは異なる胃の腫瘍(悪性腫瘍)が診断される場合もあります.
病気が疑われる場合
お腹の症状がある,貧血がある,黒っぽい便が出る場合や,ピロリ菌の感染状態を調べる場合,胃カメラ検査が勧められます.
食道がん,咽頭がん(お酒を飲む方が注意)
胃カメラは,早期の食道がん(全くの無症状です)の診断に必須の検査です.初期の食道がんは,粘膜の色調のほんのわずかな変化,として認識されるのみです(特殊光を用い光学性能のすぐれた機器を用いたNBI拡大では,より細やかな変化が判断できます.また胃カメラで早期の状態の,のどの癌(咽頭癌,喉頭が癌)が診断できることもあります.
食道がんが要注意の生活習慣
食道がんは飲酒量が多い,飲酒歴が長い方.飲酒で顔が赤くなる方でリスクが高いため,該当する方は特に50代以降は定期検査が必要です.女性は男性よりも早い年齢で食道がんが出現する場合も多いです.タバコを吸う方は,食道がんのリスクがさらに上がります.以上の食道がんの種類は,病理学的に扁平上皮癌という種類です.アルコールの代謝産物(アセトアルデヒト)の毒性に長年暴露されることが,発生の契機となります.
他方,お酒を飲まなくても,長年の逆流性食道炎を原因として発生する食道がんもあり,これは病理学的に腺癌という胃がんや大腸がんと同じタイプです.発生部位が異なり,食道下部に発生します.
飲み込みにくい,ひっかかった感じがする,胸焼けがする,などの症状がある方も,胃カメラ検査が勧められます.
その他の食道の病気
胃カメラでは,[o] 逆流性食道炎(胃酸の逆流による粘膜の炎症)が分かります.その他,カンジダというカビの一種で起こる食道炎や,あるいは薬剤やある種のアレルギー体質が原因の食道炎,も診断できます .
食道炎を疑う症状
酸が上がってくる,胸焼けがする,呑み込むと胸が痛い,などの症状がある方は,検査が必要です.[o] 逆流性食道炎は長く続く咳の原因の場合もあります.
肝臓の病気をお持ちの方は,食道静脈瘤という血管の膨らみが食道に生じることがあります.これは,大出血を来してしまうことがあるため注意が必要です.
十二指腸の病気
十二指腸潰瘍,十二指腸炎の診断には胃カメラが必要です.十二指腸がん,は稀ながんです.一方,将来がんになる可能性のある十二指腸腺腫は,胃カメラでの診断が増えています.
いつ検査するか
十二指腸の観察は,通常の胃カメラ検査の一部として,ルーチンで行われます.
胃カメラを使った治療
胃カメラ(内視鏡)を使った治療には次のようなものがあります.
早期のがん(胃がん,食道がん,十二指腸がん,咽頭がん)の切除.内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)や,内視鏡的粘膜切除術(EMR)といいます.
良性腫瘍の切除(過形成性ポリープが出血の原因になる場合)
出血の治療(胃潰瘍,十二指腸潰瘍,食道静脈瘤破裂など)
異物の摘出(魚骨,薬物シートの誤飲,アニサキス,爪楊枝)
狭窄の治療(消化管ステント挿入,バルーン拡張術)
補足
これらの治療は適切な診断の上に,緊急性,必要性,医療体制,本人の体力・合併症,などを考慮し総合的に判断されます.通常入院ができる大きな病院での相談が必要です.
こんな方は胃カメラ(胃内視鏡)検査を受けましょう
1
定期検査として(最近胃カメラを受けていない)
胃カメラは40歳を過ぎた頃から、定期検査を推奨します。40歳以上の方で、一度も検査を受けられたことの無い方、あるいは50歳以上でこの3-5年の間に検査を受けられていないかたは胃カメラ検査をお勧めします。検査の間隔については、特に以前ピロリ菌を指摘された方は胃がんのリスクが比較的残るため短め (1-3年)を推奨します。ピロリ菌による慢性胃炎の程度により推奨期間は異なります.
バリウム検 査(胃透視)は健診などの環境では受けやすい検査として現在も広く行われています。しかし、内視鏡に比較し、小さな異常を発見するのが難しいのは事実です(もちろん、内視鏡検査の中にも精度の差がありますが)。また、ある程度の身体への放射線被曝を生じます。よって、可能であれば時々胃カメラの検査を替わりに受けられるのであれば、それをお勧めします.
2
胃がんリスク検診 (ABC検診),バリウム (胃透視) で要精密
胃がんリスク検診でB、C、D、判定はピロリ菌感染や萎縮性胃炎が推定されます。この場合、将来の(あるいは現在の)胃がんリスクであるため、胃カメラ検査を受けていただいた上で、必要な場合はピロリ菌の除菌治療まで行います。バリウム検査(胃透視)での要精密では、基本的には胃がんの疑い(一部はそれ以外もあります)であるため、早めに胃カメラを受けられることは必須です。
3
のみこみにくさ,のどの違和感,胸焼けがある.酸っぱいものが上がる.
のみこみにくさや,のどの違和感は食道やのど(咽頭,喉頭)の病気が原因かもしれません.また胸焼けは[o]逆流性食道炎 が原因かもしれません.胃カメラ検査では、食道とのどの状態が観察できます.特に、お酒やタバコをたしなまれる方は、これらの部位の悪性疾患(咽頭がんや、食道がん)に注意が必要です.逆流性食道炎は、通常重大な問題にはなりませんが、程度がひどければその限りではありません.
4
腹痛、胃もたれ、吐き気がある
胃や十二指腸の状態が原因で、お腹の痛みや張り、食欲がない、体重減少が出ることがあります.これは必ずしも重大な病気(胃がんや胃潰瘍)ではなく、胃腸炎や胃酸過多による症状、生活習慣の乱れやストレスのことも多々あります。特に、最近(たとえば1年以内)胃カメラ検査を受けた方は、あまり大きな心配はない可能性が高いです。しかし、しばらく検査を受けられていない方は、例えば胃薬で一旦症状が楽になっても、内視鏡検査が望ましい場合があります。
5
貧血がある
貧血は血液が薄くなり、検査の値としてはヘモグロビン値(Hb)が低い状態を指します。体のきつさや、息切れ、顔色不良が出ます。原因がはっきりしている場合(月経過多や、多量の鼻出血など)を除いて、胃や大腸の検査が必須です。胃や大腸は、貧血を起こす病気が起こりやすい場所で、早めの内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)が望ましいです。
6
飲酒、喫煙の習慣がある
アルコール、タバコ、過剰な塩分は胃腸の病気の原因になり、がんなどの重大な病気のリスクを上昇させます。のど(咽頭、喉頭)、食道、胃、大腸、肝臓、膵臓などあらゆる臓器に影響を及ぼします。健康維持のためには、生活習慣病(高血圧など)だけでなく,がん検診に対する心掛けが必要です。定期的な胃の検査をお勧めします。
胃カメラ検査を受けられた方へ。内視鏡の報告書や検診結果にある、言葉や所見の解説です。
久留米市で胃カメラ(胃内視鏡検査)を受けた方へ。
内視鏡の報告書や検診結果に書いてある用語は、一般に意味や重要性が分かりにくいものが多いですので、その解説をします。
ここでの"所見の重要性"とは、繰り返し胃の定期検査を受けた方がよいかどうか、その必要性(特に、胃がんなどの重大な病気が発生する可能性)に基づいています。重要性が高い、場合は特に定期検査が必要です。
食道裂孔ヘルニア
所見の重要性:低い(それだけでは問題なし)
食道が通る横隔膜の穴(食道裂孔)から胃の一部が胸側へずれる状態を食道裂孔ヘルニアという。肥満や加齢、亀背や妊娠などが危険因子として挙げられる。胃カメラ所見としては多く見られるが,程度は様々で軽症が殆ど.
胃の内容物が食道側に逆流しやすくなること、逆流した酸の排出が遅くなることが問題である(=逆流性食道炎の悪化)。げっぷ、食後のもたれの原因にもなる。加齢により進行する傾向あり,その影響の程度により,服薬などの対処が必要.ヘルニアの状態により、滑脱型、傍食道型、混合型に分けられる。
逆流性食道炎
所見の重要性:軽症 (短期)は低い(程度による)
胃カメラでみる逆流性食道炎は、食道の表面に浅い傷=びらんがある状態(AからDまでの程度)。多くは生活習慣の調整と胃酸を抑える薬で改善し、長期的な支障は一般に少ない。ただし、高度のびらん(C,D)や,長びく場合は,治療・定期検査必要.
バレット食道(SSBE)
所見の重要性:多くは低い
慢性的な逆流の刺激で食道下部の粘膜が,酸に強い腸(胃)型の粘膜へ置き換わった状態。多くは、その置き換わった粘膜(バレット粘膜)の範囲が3cm未満で短いもの(short segment Barrett's esophagus, SSBE)でありる。注意が必要なのは、逆流による炎症を繰り返すものや、バレット粘膜の範囲の長いもの(long segment Barree's esophagus, LSBE)では,がんを生じるリスクが比較的高く、注意深い観察が必要になる。一般的には,このバレット食道(SSBE)の所見がついても生涯問題なく経過する。
びらん性胃炎
所見の重要性:低い
胃粘膜の表面が胃酸や薬、アルコール、ストレスなどで浅く“ただれた”状態。潰瘍より明確に浅い。症状は無症状から,胃もたれ,腹痛まであるが,原因除去と内服薬、生活習慣の見直しで治しやすく,一時的で終わる。
萎縮性胃炎
所見の重要性:高い
ピロリ菌による胃炎が,現在までまたは過去にある程度の期間続いたために,胃粘膜に変化を来した状態.ピロリ菌が胃がんの原因となるのは、多くはこの萎縮性胃炎を介しもたらされる。萎縮性胃炎の程度でリスクは異なり、高度であるほど胃がんの発生しやすい状態である。ピロリ菌の除菌後、胃がんのリスクは低下するが、胃炎の程度に応じた定期検査が必要.
胃ポリープ(胃底腺ポリープ)
所見の重要性:とても 低い
胃の上~中部(胃底腺領域)にできる周囲の粘膜と同様の色の丸い小型ポリープ。良性で症状を起こさない。組織検査(生検)や,内視鏡の再検査は必要ない。
胃ポリープ(過形成性ポリープ)
所見の重要性:高い(ポリープ自体は低い)
この赤いポリープ自体 は,複数みられる事も多いが原則がんにはならず,余程大きくなり出血したりしない限りは問題ない.しかし,ピロリ菌による胃炎を高率に伴っているため,萎縮性胃炎と同じく定期検査が必要.このポリープが腫瘍と紛らわしい場合は,一度は生検(組織検査)で確認が必要.
胃潰瘍(十二指腸潰瘍)瘢痕
所見の重要性:とても高い
昔の胃潰瘍・十二指腸潰瘍が治った状態だが,ピロリ菌が原因であった可能性が高い.その場合,がんの発生母地になりうる萎縮性胃炎を伴っていることが多いため,定期検査が必要.
十二指腸炎
所見の重要性:低い
びらん性胃炎に似て,十二指腸粘膜の表面が浅く“ただれた”状態。同様に,原因除去と内服薬、生活習慣の見直しで治しやすく,一時的で終わる。
胃カメラ検査の費用
胃内視鏡検査にかかる必要な支払い額は,ご自身が加入している健康保険の負担割合により異なります(1割,2割,または3割).
1割負担:1,500 - 2,800円
2割負担:3,000 - 5,600円
3割負担:4,500 - 8,400円
以下に費用についての説明です.
必ず発生する費用として,1割,2割,3割の場合,下記のようになります.
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初診料 (300円,580円,870円)
または再診料 (80円,150円,220円)
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薬剤費 (のどの麻酔や,胃の中の泡を消す,粘液を除去する薬)(30円,60円,90円)
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胃カメラ自体の費用 (1,140円,2,280円,3,420円)
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もし200床以上の病院を紹介状なしで受診して胃内視鏡検査を受ける場合,5,000円の特別料金が別に請求されます.
よって,初診で胃カメラを受ける場合,最低限かかる費用として,1割負担で約1,500円,2割負担で約3,000円,3割負担で約4,500円になります.
さらに,希望される場合や検査時の必要性により,以下が追加になります.
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麻酔( 鎮静剤,鎮痛剤,点滴,呼吸心拍管理など)(最大150円,290円,430円)
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性能の高い内視鏡(画像強調機能と拡大機能の併用)の機能を必要により用いた場合,狭帯域光強調加算が算定されます(200円, 400円, 600円)
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組織検査(1臓器から,個数によらず)(1,300円,2,600円,3,900円)これは,病理判断料,内視鏡下生検法,組織切片・プレパラート作成費用からなります.
以上より,胃カメラの費用は以下のようになります.
1割負担:1,500 - 2,800円
2割負担:3,000 - 5,600円
3割負担:4,500 - 8,400円
久留米市で胃カメラ(胃内視鏡)をご検討の方へ(まとめ)
胃カメラを探す際に、「久留米 胃カメラ おすすめ」「久留米 胃カメラ 上手」などで検索される方もおられると思います。胃カメラで大切なのは、苦痛への配慮だけでなく、必要な所見を丁寧に観察できるか、必要時に生検を含めた適切な判断ができるか、検査後に結果をわかりやすく説明してもらえるか、という点です。当院では、経鼻内視鏡・鎮静にも対応し、消化器内視鏡専門医・指導医が胃カメラを担当しています。
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胃がん・食道がんは初期は無症状のことがあります。迷う場合は早めにご相談ください。
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当院は「ラクは当たり前、正確に。」NBI拡大などで微細な変化まで確認します。
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経鼻(先端径5.4mm)/経口(精密観察)/鎮静(ご希望時)から選べます。
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必要に応じて、その場で生検(組織採取)を行います。ピロリ検査も可能です。
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結果は当日に画像を見ながら説明します(生検など一部は後日)。
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お薬(抗血栓薬・糖尿病薬など)は自己判断で中止しないでください。
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当日枠は空きがあれば対応します(Web予約・お電話でご確認ください)。









