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胃カメラの準備—前日・当日の食事と服薬ガイド

はじめての胃カメラで迷いやすい「前日と当日の準備」を、食事・飲水/服用薬/持ち物の順に整理しました。原則を示しています。個別の指示(最終飲食時刻・飲水可否・薬の調整)の場合は、診察時の説明が最優先です。分からない点はお電話でご確認ください。

前日:食事の組み立て(控える食品/OK例)

消化の良いものを中心に。一般に脂質・たんぱく質は胃の滞留が長く、糖質中心は短くなります。

控えたい食品(特に遅めの時間)

  • 揚げ物・脂の多い肉、濃厚な乳製品

  • 海藻・きのこ・ごぼう等の食物繊維が多い食品

  • 硬い生野菜、ナッツ、種の多い果物

  • アルコール(就寝の質低下・逆流の原因)

OKの食品例

  • おかゆ/柔らかい白飯、うどん・そうめん

  • 白身魚、豆腐、卵料理、やわらかい煮物

  • ヨーグルト(果肉なし)・味噌汁(具は少なめ)

当日:飲水・絶飲食のルールと時間

  • 固形物は食べない(来院まで絶食)

  • 飲水は水・白湯・お茶・スポーツドリンク:来院2時間前まで

  • 発熱・咽頭痛・強い胃痛など体調不良があれば、来院前にお電話ください

服用薬の扱い(糖尿病薬・抗凝固薬・降圧薬ほか)

1. 降圧薬・心疾患薬(原則継続)

  • 当日朝も7時頃までに、少量の水で内服してください。

  • 全身管理のため、中止しないことが基本です。

2. 糖尿病薬(内服)(要調整)

  • 低血糖予防のため、当日朝の内服を中止することがあります。

  • 種類により扱いが異なるため、事前にご相談ください。

3. インスリン(個別調整)

  • 製剤・用量・食事量で対応が変わります。

  • 勝手に減量・中止せず、必ず事前に指示を受けてください。

4. 抗血小板薬/抗凝固薬(中止の場合は処方医と連携)

  • 観察のみの胃カメラは内服継続でも実施可能です。

  • 生検(組織をとる処置)など出血の可能性がある場合は、休薬の可否を処方医と連携して判断します。

5. 甲状腺薬️/抗てんかん薬️/免疫抑制薬(原則継続)

  • 当日朝も7時頃までに、少量の水で内服してください。

  • 不明な点はご相談ください.

持ち物チェックリスト

  • マイナカード/健康保険証/各種受診券、お薬手帳

  • 紹介状(お持ちの方)

  • 眼鏡・入れ歯のケース(外すことを希望される方)、マスク、ヘアゴム(長髪の方)

  • (鎮静予定の方)同伴者の連絡先

最終監修:2025年9月18日(井星 陽一郎 医師)

最終監修:2025年10月13日(井星 陽一郎 医師)

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