内視鏡検査のためご紹介頂く医療機関の方へ
内視鏡検査を希望される場合は,先生やスタッフの方よりお電話いただくか,FAXにてご連絡ください.(FAX様式は問いません)
FAX:0942 - 47 - 5808
当院の内視鏡の強みについて
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内視鏡医の経験
約20年にわたる内視鏡,消化管診療への専従
症例集積施設での経験
専門性の高いの研究会,学会での学術活動経験
難治性炎症性腸疾患,抗がん剤治療など専門的治療の経験
消化器内視鏡では診断が最重要です. そこから最終的な治療までを見通し,受診者の不便の最小化に努めます.診断力は経験の質と量がものをいいますが,卒後3年目以降(2005-2022年)専ら消化管診療に従事した中で,福岡市の症例集積施設 (九州大学病院,九州医療センター) では 15年勤務しました.
当院では,その経験を活かし必要十分な評価を行い,連携をいたします.
炎症性腸疾患をもつ患者さんや,術後の患者さんにも十分に配慮した内視鏡検査を行います.
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内視鏡医の技術
3万例の内視鏡経験
高難易度治療の経験
存分の余裕を持った内視鏡検査,治療
症例のバリエーションへの対応, トラブルシューティング
内視鏡は2005年より県下の先進医療(大腸ESD)実施施設にて,幸運にも優秀な指導医を独占し修練を始め,その後も最も重要な診断,そして治療技術を,症例集積施設で長きに亘り学びました.他方,アルバイトの健診では1日20件超の内視鏡を担当した時期もありますが,ただスクリーニングの内視鏡をこなす事は成長に十分でなく,それよりも症例集積施設での濃密な幅広い診療経験が,代替不可能な貴重なものでした.
例えば,消化管癌の治療,ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)は難しいと言われますが,咽頭,食道,胃,十二指腸,大腸の治療を多数を行いました.この治療も実は難易度は症例により数百 vs 数千メートルの登山ほど違い,吻合部,術後胃,胃穹窿部,潰瘍瘢痕上,放射線治療後,10cm超の大病変 など,非常にタフな症例がありますが,いずれも習熟過程で会得することができました.他にも,食道静脈瘤や,胃静脈瘤の硬化療法,消化管ステント留置術も多数行いました.
これらの経験や治療は勿論クリニックで再現するものではありませんが,経験を以て,クリニックで実施する一般的なスクリーニングやポリープ切除も,存分の余裕を持って実施することができ,あらゆる症例のバリエーション,トラブルシューティーングに対応可能です.
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充実の設備
オリンパス社 最新鋭の内視鏡+光源装置
Optical biopsyを可能にする NBI拡大内視鏡(下部および上部)
ハイビジョン画像に匹敵する最新鋭の極細径内視鏡(経鼻使用可能)
生体モニターによる呼吸,循環の監視は非鎮静例でも実施
2023年末より内視鏡を導入した際,程々の画質で検査できれば良いとも思いましたが,結局性能が最良と思われるものを揃えました.これは,受診者のニーズ,バリエーション,連携機関とのスムーズなやりとりに備えるためです.
上部内視鏡では,胃癌の精密なスクリーニングの他,食道癌や咽頭癌のスクリーニングも可能です.
大腸内視鏡では,腺腫や癌の発見率を高めることが非常に重要です.検査を受けて「異常ありませんでした」と言われても,見落とされていたり(翌年ポリープが見つかったり)することが,往々にしてあるものです.ある種の平坦な病変を見落とすと,interval cancer (検診を受けた後,次に検診を受けるまでの間に癌が見つかる)の原因になります.当院では病変発見,診断のための解像度に優れた,「広視野角( 170度) の 拡大機能付き内視鏡」を用います.これは,観察/操作性能を犠牲にした「狭視野角 140度・細径内視鏡」内視鏡と比べると,盲腸までの挿入技術を要するものの,病変発見率(見落とし率の低下)の向上に寄与します.