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胃カメラ (胃内視鏡検査)のQ & A | 久留米市 | 井星医院 | 内科 | 胃腸科 | 内視鏡内科

内視鏡専門医が行う,苦痛のない胃カメラ検査.

胃カメラ (胃内視鏡) 検査のQ & A

内視鏡検査の基本情報について

Q.

胃カメラ (内視鏡) を受ける前に一度受診する必要はありますか?

A.

必ずしも受診は必要ありません.

 特に検査に慣れてある方や,ホームページなどで情報収集されている方,はお電話での予約のみでも可能です.それ以外の方も,電話の際に胃内視鏡(胃カメラ)に関しての注意点を説明します.
 しかし,検査に不安やご要望がある方,たくさんのお薬をのんである方などは一度受診されることをお勧めします.

Q.

鼻からの胃カメラ (内視鏡)も受けられますか?

A.

受けられます.

 特に鎮静剤を希望しないが胃カメラを楽に受けたい,という方にお勧めです。経鼻内視鏡では口からの検査と異なり,舌を通過しないので反射が起こりにくいのが特徴です。

Q.

検査は鼻からのカメラ(経鼻内視鏡)と口からのカメラ(経口内視鏡)とはどちらがいいのですか?

A.

鎮静剤(麻酔)を使わない方は,経鼻内視鏡をお勧めしますが,他の方法もあります.

 前述のように,経鼻内視鏡は,内視鏡自体が細いため鼻腔から入ることが出来,舌の付け根にふれないので,オエっという反射が起きにくくお勧めです.
 しかし,鼻からの検査に抵抗があり,運転などの理由で鎮静剤も使用しない(できない)方は,経鼻用の極細径内視鏡(先端5.4mm) を口から入れる方法もあり,この場合も内視鏡が非常に細いため,検査に比較的耐えられる方も多いです.
 他方,鎮静剤を使う方は,時間的な余裕も必要で帰りの運転もできませんが,どちらのルート(経鼻,経口)でも苦しくない検査を受けることができます.口からの検査では少し太めの内視鏡が使用でき,精密検査(拡大観察)や何らかの処置には向いています.

胃カメラ(内視鏡)検査の準備について

Q.

誤っていつも通り朝食を摂ったが,検査可能ですか?

A.

原則,別の日に改めて予定して下さい.

 昼食を抜いて午後に胃カメラ検査ができる状態になる可能性はありますが,原則として別の日をお勧めします.(食事の量がごく少ない場合,また内容によっては,時間をずらして予定通り検査を検討することもありますのでご相談下さい.)

Q.

前日の夕食は通常通り摂っていいですか?

A.

構いません.

 夕食は21時前に済ませ,その後は水分のみ摂取可能です.

Q.

当日の朝,薬は内服できますか?

A.

糖尿病の薬(血糖を下げる薬)以外は内服できます.詳しくは事前診察でご相談下さい.

 血糖を下げるお薬は,胃カメラ検査前には内服しないで下さい.他のお薬,特に血圧の薬や頭痛薬などの薬は,朝食抜きですがいつも通り服用して下さい.他のお薬も内服は可能です.しかし,お薬の種類,量が多い場合は,胃カメラ検査時に若干の観察の妨げになることがあるため,できれば検査予定時間の2時間前までに服用して,水を少し多めに飲んで下さい.

Q.

当日,検査前に水分は摂取できますか?

A.

色の付いていない透明な水分は摂取可能です.

胃カメラ検査当日は,コーヒーや牛乳,お茶は飲めません.脱水を避けるため水や,色のついていないスポーツドリンクは摂取できますが,できれば胃カメラの60分前までに摂取して下さい.

検査への不安について

Q.

キシロカイン(のどや鼻の麻酔)にアレルギーがあるが胃カメラ検査可能ですか?

A.

検査できる可能性は十分にあります.

極細径 (先端 5.4mm)の内視鏡を鼻からまたは口から使用し,キシロカインを含まない潤滑剤と,注射による薬剤 (鎮痛剤や鎮静剤などの麻酔) を併用することで,苦痛の無い検査ができる可能性は高いです.

Q.

以前に検査ですごく辛かったが、大丈夫ですか?

A.

様々な対処法があるため,大丈夫です.

胃カメラ検査には,内視鏡の径の太さや,薬剤(鎮静剤,鎮痛剤),内視鏡操作,検査時間などの工夫があります.これまで,様々な困難例に対応した経験豊富な内視鏡医にお任せ下さい.勿論,本当に胃カメラが必要か,という点もご相談下さい.

Q.

内視鏡検査で病気が感染しませんか?

A.

ガイドラインに沿った感染対策を行っております.

 内視鏡は検査毎に十分な洗浄の後消毒を行ない,次の検査に使用しています.内視鏡の洗浄には,専用の純正の洗浄機,消毒液,洗剤を使用し, 処置具も使い捨て製品や,滅菌したものを使用します.

胃カメラで分かる病気について

Q.

胃カメラ (内視鏡)で咽頭(のど)や食道の病気も見ることができますか?

A.

食道はもちろん,のどの病気も良く見えます.

 のどの病気は,観察するための重要なコツ,手技があり,方法次第では非常に良く見ることができます.

Q.

ピロリ菌を駆除した後も,胃カメラ(内視鏡)を受けないといけないですか?

A.

定期的な検査が望ましいです.

 ピロリ菌の除菌後も,胃がんのリスクはある程度残るため,定期的な胃カメラ検査は必要です.ピロリ菌の駆除がうまくいっているかどうかは,胃カメラの検査でも判断可能ですが,別の検査(尿素呼気試験)で判断します.

その他の質問

Q.

血をサラサラにする薬(抗血栓薬)をのんでいるが、胃カメラ(内視鏡)は受けられますか?

A.

検査可能です.

 胃カメラ検査は,抗血栓薬を服用中でも検査可能です.ただし,生検(組織を採取する検査)の可否については,薬剤の内容などによる個別の判断となります.

Q.

検査後の食事やアルコールは飲んでも大丈夫ですか?

A.

観察のみで終わった場合はすぐに可能です.

 胃カメラ検査後の食事は,観察のみで終わった場合は、制限ありません。検査当日のアルコールもOKです.しかし,生検(組織をつまむ検査)をした場合は,当日は脂っこいものを避け,消化のいいものを食べて下さい.またその場合は当日はアルコール摂取できません(出血を予防するためです).

Q.

翌日注意することはありますか?

A.

生検をした場合は,便の色を見て下さい.

 稀に,生検やピロリ菌の検査をした(組織を採取した)部位から,後で出血することがあります.もし真っ黒な便が出た場合は,すぐにご連絡下さい.

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